早速タイトルの答え、それは
「何歳から」じゃなくて
どれだけ興味を持って
どれだけ触れてきたか
で英語の上達は決まる
わが息子は3歳のときに
英語を話せるようになりたいと言ってきた
おっ！いいんじゃない？そのインターナショナルな思考！
と「わが子が？」と意外に思う気持ちはありつつも
「やるじゃん、息子よ」と少し誇らしく思っていた
私が中学の時から
「これからは英語が話せるようにならないと」
と、どの親も世間的にも、言われてきた時代だった
しかし、40年以上生きてきて
英語を話すシチュエーションに出会った試しがない
あ～！
英語、勉強しとくんだった～！
って思ったことが、ない
英会話なんて出来なくても
何の不自由もなく、この年まで生きてきた
よほど、私の中身がグローバル化しない限り
おそらく、これからもそんなシチュエーションにはならないはず
多分ね
英語、話せたらカッコイイだろうな
と思いながらも
勉強しても好きになれなかった科目で
日本語の国語すら点数がイマイチなのに
英語ができるワケがない、と学生ながらにも感じていた
英語には何の罪もないが
むしろ拒否反応を起こすくらいのレベル
そんな私の息子が
英語を話せるようになりたい？！
こりゃ、鳶が鷹を生んじゃったかーっ？！
しかも、まだ3歳だぞ！
3歳でそんな要求するなんて
一種の持って生まれた才能が関係してんじゃないの？！
なんて英語をペラペラ話す将来の息子の姿を想像して
ワクワクしたりした
でも、待て
ちょっと待て
英語教室といっても、どこがいいのかサッパリわからない
充分に吟味して決めないと
ということで、しばらく躊躇していた
そう、コレが私の悪いクセでもある
こういうところで妙に慎重なのだ
特に子供の成長、将来にかかることになると
色々調べまくって、わけわからなくなって
どうしたらいいのか迷子になり
いつも、そのまま放置なのだ
英語を習いはじめた一番のきっかけ
ところが！だ
英語のことなんて忘れてしまったある日
息子と一緒にスーパーに買い物に行ったら
入り口ど真ん中で、かっぷくのいい中年の女性外国人が
同じ年くらいの日本人女性と、なにやら楽しそうに話をしていた
その横を通った瞬間
モロにリアルな英会話が耳に入ってきた
と同時に、息子が
お母さん！英語だ！！英語だ！！！
誰に似たのか普段はつぶらな瞳が、倍以上の大きさになり
その目の輝きって言ったら、見たこともないほどのものだった
あ・・・こんなにも興味を持っているなら習わせよう
とそこで決心した
英語を9年間習った結果
それから小学校6年生まで習った
その間に野球も始めて、忙しくなっても
嫌と言わずに、ずっと通い続けた
でも9年間通っても
ペラペラにはなっていない
9年だよ？
ペラペラになってもおかしくないくらい
ずっと習っているのに、なぜか？考えてみた
ということで
先に伝えた結論に至るわけでして
基本的に、息子は英語に触れる時間が少なかった
週1回のレッスン以外
宿題をサラリとやる程度
教材だったCDやらDVDは
たま～に見たり聞いたりすることはあっても
毎日何時間も聞き流すほど夢中にはならなかった
ま、これだけ長く習ってきたわけだから
英語が嫌いなわけではないと思う
英語がペラペラにならなかった理由
だけど、興味が3歳の時のままだったのか？
と言われると疑問だ
年齢が上がるにつれて
彼が見る世界もどんどん広がり
他のものにも興味を示すようになっていった
だから、あの倍以上に見開いた目ほどのワクワク感は
英語に対して、徐々に無くなってしまっていったように思う
目標もなかった
通っていた英会話教室独自のテストはあったものの
申し込みをしたからやる
開催されるからやる
残念ながら
そんな程度のものになっていってしまった
親として色々実験？もしていた
息子の好きな外国アニメを
吹き替えではなく英語バージョンで見せてみたり
英語の絵本で興味を戻してみようと思ってみたり
教材のCDを常に流しっぱなしにしたり
さらには、この英語拒否反応する私が
自ら英語で話しかけたりしもてみた
でもね
肝心な、本人の興味が薄れてしまったら
どうすることも出来ないことを実感
ほら、恋愛でもそうじゃん
好きな時は夢中になるけど
何かの拍子に冷めてしまったり
別に好意を抱く人が現れたりしたら
やっぱり、興味は薄れていってしまって
その人の存在が淘汰してしまうよね
だからね
CMに出てペラペラ話をしている子たちって
英会話が本当に好きで、興味を持ち続けて
たくさん英語のシャワーを浴びてきた
その結果なんだと思う
何歳から始めたらいいのか？
という問題なんじゃない
極端に言ったらさ
私がアメリカ人と不倫して
「英語を話したい！」という状況に置かれたら
この年齢から始めたってペラペラになれるわけで
天地ひっくり返っても
そんな状況になるわけないけど
でもね
ペラペラに話せないけど、一つ言えることは
無駄な時間ではなかった
ということ
どんな事でも
挑戦して、触れてきた時間は
人生で無駄になることはない
いつか息子に
アメリカ人の彼女ができるかもしれないし
そうした時にでも
ヒアリングは活きてくるのかなーと考えたりもする
くっだらねー妄想だけどね
でもな、息子よ
もう少し英語の成績良くてもいいんじゃね？
