好奇心だらけの暮らし

わたしの美容、子育て、趣味はすべて好奇心から始まっている

インターホンには近づかないでください

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私の父、カツジは現在82歳

 

2019年の調べによると

日本人男性の平均寿命は81.41歳らしい

 

カツジ、平均クリア

 

でも、健康か?といわれれば、そうでもない

 

あちこち痛いらしく

内科や泌尿器科鍼灸院、歯医者と

ほぼ毎日予定が入っているようで、忙しくしている

 

そしてカツジは、ちょっとピントがずれている

 

天然、とでも言うべきか

どうも、昔からその傾向がある

 

ついこの前も、歯医者で

「はい、では開けてください」と言われて

何を血迷ったのか、細くて小さい目を思いっきり開けたそうな

 

歯医者で「開ける」と言ったら口以外、何があるのか

歯科医も呆れたんだろう

 

「いえ、口です」

 

無表情で言われたと、さすがに自分でもウケたのか

笑いながら母に報告したそうな

 

そんな父、カツジの行動でやめて欲しいことが一つある

 

それは、インターホンに近づくこと

 

 

我が家のゴミ出しルール

世の中のお母さんというのは、とにかく朝も忙しいし

子供が小さいのなら、なおさらだ

 

我が家は2世帯住宅

 

だから我が家で出たゴミは

玄関に置いておくと、カツジが勝手に鍵を開けて

ゴミ置き場まで持って行く、というルールになっている

 

そのカツジのゴミ出し係は

子供が大きくなった今でも続いている

 

正確に言えば「続けている」

 

子供が大きくなったら

今度はカツジが年を取り

曜日感覚が一切なくなってしまったからだ

 

せめても、ゴミ出し任務の責任があれば

「今日は曜日だ?」と考えるきっかけになるから、あえて続けているのだ

 

以前は手伝ってもらっていたゴミ出しだが

今では、すっかりカツジのリハビリだ

 

インターホンに映るときの注意

そして、サザエさん並に忘れ物が多い私は

ルール通り玄関にゴミを出す、ということを忘れることが頻繁だ

 

カツジをリハビリさせないと!

 

と、人のことを思っている場合ではないのかもしれないが

ちょくちょく忘れる

 

そうすると玄関にゴミが無いと気づいたカツジはピンポーン♪

と我が家のカメラ付きインターホンをならすのだ

 

ここが問題だ

 

カツジは電話での声が、ものすごく大きい

 

これは私の予想だが

おそらく、大声で話をしないと聞こえない

つまり「相手は遠い」という潜在意識が、どこかにあるのではないか?

 

それと同じように

インターホンのカメラにも、思いっきり顔を近づけるのである

 

自分の声が聞こえるように

 

そう、カツジにとって

インターホンはマイク感覚なのである

 

電話と同じで、近づいて大きい声で話をしないと

聞こえないと思っているのだ

 

こっちのカメラで写る姿を想像してみてほしい

 

朝から、まじまじと見るに耐えかねる老人

カツジがセンターにドアップで写っているわけで

 

しかも、カメラに思いっきり近づいているため

鼻デカになって、気持ちが悪いのだ

 

魚眼レンズで撮ったペットの鼻デカなら、かわいいと思う

 

でも、朝から見せられるのはカツジの鼻だ

 

このカツジの鼻を朝から見るまい!と

最近ではゴミ出しを忘れないようになってきている

 

人は忘れっぽいタスクを

こんな風に克服するのか、と思う近頃である

 

あなたもインターホンをならす時には注意しよう

近づかないで1,2歩下がってほしい