12月21日は冬至だった
夫の母がカボチャを煮てくれて
晩ご飯に食べようと
食卓へ出した
得意げに息子へ質問した
息子も得意げに説明
そして最後に一言
そして、冬至に「ん」が付くものを食べると
運が上がると言われています
学校で指名されたかのように
答えてくれる息子をほのぼのと観察していた
では、カボチャは「ん」が付きませんが
どうして食べるのでしょうか
夫が、先生並みの質問を続けた
カボチャは「なんきん」とも言うからです
その通り!
こんな平和でのどかな日常を微笑ましく思いつつ
私は、台所に戻って箸の準備をしていた
食卓に並べられた夕ご飯の中から
息子は「ん」の付く食べ物を探し
スープに入っているニンジンを見つけていた
それ以外には無いなぁ・・・という反応
その日のメニューは「マグロ丼」だった
それを思い出した瞬間
よくよく考える間もなく私は叫んでいた
マグロがある!シーチキン!!
私の勢いに負けて
あー、そうだ
と言ってしまった息子だが、 夫に秒殺された
それは商品名です
マグロの英語はツナだ!
あ、そうだった。。。
え?そうだっけ?あれ???
迷っていると察したのか
呆れる様子の夫
私って、うける~♪
そんな話あるか!
軽くマジ切れされた
そして、あんなに和やかだった雰囲気が
しらけた空気になった
こんなんで、これから迎える
息子の受験勉強のフォローを
果たして、問題なく出来るのだろうか?
そんな不安が頭をよぎりながら
私はマグロ丼を口に運んだ
でも、シーチキンの方がしっくり来るよね
息子よ、頼むから
テストでマグロをシーチキンと書かないでおくれよ
切に願う夜だった