仕事帰り、スーパーに買い物に行った
会計が終わって、袋詰めしていたら
向かい側にドカドカと、ちょっと派手な
70歳前後くらいのオバサンがやって来た
案の定、話しかけられた
↑ なんとなく、話しかけてくるおばさんの雰囲気ってあるよね
どうやら
イカだけを買うつもりが
3,000円の買い物をしてしまった、らしい
それ、私もよくある、的な返事をして
テキトーに相手をしていたら、
調子に乗って ←失礼（笑）
色んな話をしだした
で、流れで納豆の話になった
納豆にラー油とネギをかけて食べると美味しい
という情報を得意げに教えてくれた
テレビで観た情報だ、そうな
それに対して
「へー、ごま油はかけて食べたことあったけどねー」
と、これまたテキトーに言葉を返したら
オバサン「私！ごま油嫌いなのよ！」
私「あ、そうなんだ」
オバサン「タヌキみたいで、嫌いなのよ！！」
私「え？」
袋詰めしていた手を止めて
オバサンを見た
え？え？どういうこと？？
タヌキ？
もう、面倒くさくて
それ以上会話をするのはやめたけど
え？どういうこと？それ
不思議に思いながら無言で袋詰めを続けようとした
オバサンは、ちょうど終わったらしく
その言葉を最後に、何の挨拶もなく
私の前から消えていった
ごま油が……タヌキ……
味が？臭いが？見た目？色が？
え？何が？？？
ってか、タヌキ食べたことあんのかよ？
そもそも、
タヌキを動物園でしか見たことがない私には
どうしても理解不能だった
人の味覚って
わからないもんだね
