好奇心だらけの暮らし

わたしの美容、子育て、趣味はすべて好奇心から始まっている

父と私が食い逃げした話

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私の父、カツジは

アイスを食い逃げしたことがある

 

ま、正確には逃げていないけど

 

それは、子供たちも連れて

温泉と室内プールのある施設に遊びに行ったときのこと

 

プールで遊んでから、最後に温泉につかった

 

で、気持ちよく受付フロアに出てきて

一息つこうとしたら、夫が慌てて私に近寄ってきた

 

「おじいちゃんアイス食べてるんだけど!」

 

右手を腰にあて、美味しそうに

大口開けてモナカアイスを立ち食いしているカツジが目に入った

 

それの、何が悪いの?と夫を見ると

 

「お金払ってないんだけど!!」

 

えーーっ!!

 

どうやら受付前に置いてあるアイスケースは

「どうぞ、ご自由にお取りください」

と置いてある物と勘違いしたらしい

 

んなわけ、あるか!

 

慌ててカツジの腕を引っ張り

受付の人に事情を説明し、お金を支払い

子供たちより、手が焼ける親に向かって説教した

 

孫たちは大笑いだったが

夫は呆れ果て、私は温泉で温まった体が一気に冷えた

 

この、常識知らずが!

 

思えば、カツジはこういった

数々の武勇伝を昔から残してきている

ちょい、ピントが外れた親なのだ

 

で、その娘も娘でして

私も人の事をとやかく言えない

食い逃げ事件をやらかしたことがある

 

「花火がキレイに見える食堂があるよ」

 

と友人に紹介されて行った先で

定食を食い逃げした

 

なぜ、お金を払わずに帰ったのか

今でも、摩訶不思議

 

花火に夢中だったのか?とも考えづらい

 

同伴していた母は「え?お金払わなくてもいいの?」

と一瞬思ったらしいが、私があまりにも当たり前のように

精算せずに店を出たもんだから、先払いでもしているのだろうと思ったらしい

 

車を運転している帰り道に

食い逃げしてしまったことに、突然気がついたのだ

 

あーーっ!私、定食のお金払ってなーい!!!

 

で、西部警察並みの速さでUターンし

慌てて食堂に戻った

 

どうやらお店の人も、店を紹介してくれた私の友人が

払ってくれるものだと、勘違いしたらしい

 

そう、私があまりにも普通に

「ごちそうさまでした〜」

っと、笑顔で店を出ていってしまったから

 

ものすごい勢いで謝りまくり

恥ずかしさのあまり、サッサと支払いを済ませてその場を去った

 

間違いなく、余計な遺伝子もらってる

 

なんだよ、この親子